【CoC】シナリオ製作に便利なサプリメント(マレウス、キパコン)

どうも、最近同人シナリオをアホほど買いました。地図職人です。

 

 

 以前書いた「クトゥルフ2010」と「クトゥルフ2015」についての記事が結構な方に読んでいただいたようでビックリしました(感謝!)。クトゥルフの人気ってすごいなぁ…。たまにはインセインのことも思い出してあげてね……:,-(

 

 それで、前回の記事はどちらかというとPL目線でのことが中心となったので、今回はシナリオ製作で活躍しそうなサプリメントである「マレウス・モンストロルム」「キーパーコンパニオン」の話をしたいなと思います。

 

 

 

はじめに

 前回の記事で僕は「クトゥルフ2010」、「クトゥルフ2015」、「マレウス・モンストロルム」そして「キーパーコンパニオン」の4つが一番重要度の高いサプリメントだと書きました。(もちろんこれは僕の個人的な考えです。中には「アーカムの全て」の方が大事に決まってるだろ!みたいな人もいると思います。)

 なのでこの記事では「マレウス・モンストロルム」と「キーパーコンパニオン」を中心に取り上げたいと思います。

 

 そもそも、なぜこの4つの重要度が高いのか、僕なりの考えを最初に書きたいと思います。「クトゥルフ2010」と「クトゥルフ2015」の2つはすでに書いてあるように、PLをする際に便利だから、使ってて楽しいからですが、「マレウス・モンストロルム」と「キーパーコンパニオン」はクトゥルフ神話TRPGクトゥルフ神話たらしめる部分をヒューチャーしているからです。

 

 例えば『ソード・ワールド』は「魔剣や神々の神話から地続きのファンタジー世界を旅するTRPG」ですし、『ダブルクロス』は「突然異能に目覚めた者達が、日常社会の裏で戦ったり、人間ドラマを繰り広げるTRPG」です。

 そんな感じでTRPGそれぞれのシステムの特徴を考えた時、じゃあクトゥルフ神話TRPGはなんなんだってなると、クトゥルフ神話の世界観を体験するホラーTRPGなんだと思います。(もちろんこれも僕の個人的な考えです。中には自由なシステムで、NPCとの交流をするTRPGだろ!みたいな人もいると思います。)

 「マレウス・モンストロルム」や「キーパーコンパニオン」はそんなクトゥルフ神話の世界観を彩る様々な超自然的存在をフューチャーしています。

 

マレウス・モンストロルム

 「マレウス・モンストロルム」はまさに神話生物たちの図鑑です。300ページという基本ルルブとほぼ同じ厚さのこのサプリメントは、そのほとんどが神格や、様々な独立種族や奉仕種族のデータによって構成されています。

 正直言って内容の99%が神話生物のデータなので言うこともあまりないのですが、後ろに載っている「補遺Ⅱ 描写できないものを描写する」では、神話生物の描写や説明の仕方について載っており、なかなか参考になります。ただ起きている事象を淡々と伝えるよりは、PCの五感に迫るような描写をした方が楽しいですからね。

 

 個人的には「マレウス・モンストロルム」は好きなサプリではありますが、シナリオ製作者はぜひ買うべき!かと言われると、う~ん。という感じです。

 単純に量が多すぎるんですよね。少なくともクトゥルフ神話TRPG最近初めて見ました!みたいな人は買わなくてもいいと思います。シナリオを作るにしても、基本ルルブに載っているような有名な神話生物を扱った方が絶対に作りやすいからです。

 もしあなたが何回かシナリオ製作をしていて、「あんまり有名じゃない神話生物を出してみたいな」と思ったり、「なかなか筆がのらないな」と感じるようになってきたら購入を検討してみてはいかがでしょうか。

 

 マレウス・モンストロルムの前書きには「すべての読者―熟練のキーパーや長年のクトゥルフ神話ファンでも―が本書の中に新しいもの、あるいは面白いものを見出すことを望んでいる。」とあります。

 このサプリメントは巨大なシナリオフック集であり、追加データ集です。ルールブックだけでは物足りないなと感じた頃に買うのが一番だと思います。

 

キーパーコンパニオン

  「キーパーコンパニオン」はページ数だけで言うなら100ページちょっとの小さいボリュームですが、シナリオを作成する上ではマレウスに引けを取らない内容になっています。

 神話のクリーチャーに一点特化している「マレウス・モンストロルム」に対して、「キーパーコンパニオン」は幅広い内容に触手を伸ばしています

 

  シナリオを作成する上でよく頼ることになるのは「禁断の魔術書」「秘術のアーティファクトでしょうか。魔術書に関しては基本ルールブックにも載っていますが、キーパーコンパニオンの方が量質ともに優れていると思います。その魔導書がどのような経緯を辿ってきたのかであったり、どの版にはどの呪文が記されているのかなどが語られています。また、しばしば出てくる囲み記事も嬉しいです(例えば『セラエノ断章』の説明の下には、それを書き記したラバン・シュリュズベリィ博士についての解説が載せられています。)

 アーティファクトも、クリーチャーや魔導書に並ぶクトゥルフの世界観を構成する要素の一つですが、これは基本ルールブックには(たしか)載っていなかったと思うのでうれしい限りです。

 基本的にクリーチャーとの遭遇がキャラクターに与えるダメージがデカすぎるクトゥルフ神話TRPGにおいては、こういったアイテム達はPLにクトゥルフ感を提示する際の良いツールになると思います。

 

 あと、付録としてついてくる「キーパースクリーン」がなかなかに便利なので、友達同士でオフセをしたい!っていうプレイグループでは誰かが一人買っておくと、アドリブでシナリオを変更した時などにルールを参照する手間が省けてちょっといい感じになります。

 

机に立てた時にPL側に見える旧き印もなかなかにかっこいい。

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 (長年使ってるからもうボロボロだ)

 

  魔導書やアーティファクトの他にも、一部の種族に対する推察記事、追加の魔術、神話生物、神話生物たちの科学技術的物品など、浅く広くといった感じで読んでいて楽しく、クトゥルフ神話TRPGサプリの中では軽い部類なので、シナリオ製作にトライするときには買ってみてもいいかもしれないです。

 

まとめ

 「マレウス・モンストロルム」と「キーパーコンパニオン」は、PLとしてクトゥルフ神話TRPGを遊ぶ分にはあまり必要ないですが、シナリオ製作をする際にはこれらを活用することでアイデアを膨らますことができます。

 「マレウス・モンストロルム」値段もボリュームもアメリカンサイズですが、ボリューミーであるがゆえに持て余してしまうかもしれません。基本ルールブックで事足りていると感じているならことさら急いで買う必要もないでしょう。

 「キーパーコンパニオン」は基本ルールブックにはないアーティファクトという新しい要素と、詳細な魔導書についての説明が載っているので、基本ルールブックだけの環境でシナリオ製作をするのとは、また違った味が出せるようになると思います。オフセをするならキーパースクリーンも便利です。呼んでいて楽しいサプリでもあるので、クトゥルフ神話TRPGの雰囲気が好きならかなりオススメのサプリになります。

 また、2冊にはそれぞれ、オリジナルの神話生物や魔導書を作る上で助けになる記事が載せられています。そういう意味で、ただデータ集以上の価値があるように感じます。

 

それでは楽しいTRPGライフを!

 

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